働く女性が仕事をする上で抱える悩みの中でなかなか解決が難しいものと言えば、結婚と出産にまつわることでしょう。
結婚式や新生活の準備は想像以上にハードですが、そのための休暇はありませんし、周囲の目を考えると有給休暇も取りにくいものです。
仮に結婚式をすると決めた場合、平均して半年から1年の準備期間となりますが、その間には仕事を通常運転でこなしながら、休日には会場での打ち合わせや衣装合わせ、両家顔合わせの食事会や小物作り、果てはエステ通いなど、休日も動き続けることになります。
しっかりとスケジューリングして進めていても、一定の時期が来ないと決められないことがあったりゲスト側の急な変更があったりすると、ギリギリになって慌てざるをえないことも少なくありません。
しかし、かと言って疲れている顔で仕事をするわけにもいかず、「結婚式の準備が忙しい」などともらすと職場で「幸せな悩みね」と捉えられかねないこともあり、大きなストレスを抱えることになります。
また出産についても、体調が悪くて頻繁に休みすぎては周囲に迷惑がかかります。
おおっぴらに悩みを相談するのもためらわれ、職場で孤立してしまう危険性があります。
どちらも、ハネムーン休暇や産休、育休などの制度が整っているからといって簡単に解決する問題ではありません。
そのため、お互いに理解をし合うことで双方のストレスを最小限に抑えられるような歩み寄りが必要になります。